はじめに
Googleは2026年4月9日、Fitbitアプリに搭載されたAIパーソナルヘルスコーチのパブリックプレビューを、新たに31カ国・28言語を加え合計37カ国・32言語に拡大すると発表しました。日本も対象に含まれており、日本語でAIコーチを利用できるようになります。本稿では、今回の拡大の詳細と新たに追加されるVO2Max統合について解説します。
参考記事
- タイトル: Fitbit’s personal health coach is expanding to reach 37 countries and 32 languages
- 著者: Fitbit チーム
- 発行元: Google Blog
- 発行日: 2026年4月9日
- URL: https://blog.google/products-and-platforms/devices/fitbit/fitbit-personal-health-coach-expansion/


要点
- FitbitのAIパーソナルヘルスコーチが新たに31カ国を追加し、合計37カ国でパブリックプレビューを展開する
- 対応言語は32言語に拡大し、日本語・韓国語・ヒンディー語・繁体字中国語など多言語に対応する
- 無料プランとPremiumプランの両方がiOS・Android端末で対象となる
- VO2Max(旧称:Cardio Fitness Score)がコーチ体験に統合され、有酸素運動能力の評価が一体化される
詳細解説
新たに展開される31カ国・地域
Googleによれば、今回の更新でFitbitのAIパーソナルヘルスコーチは以下の国・地域でのパブリックプレビューが開始されます。オーストリア、ベルギー、ブラジル、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、インドネシア、アイルランド、イタリア、日本、ラトビア、リトアニア、マレーシア、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾の31カ国・地域です。これにより対象国は合計37カ国に達します。
Fitbitのパーソナルヘルスコーチは、ウェアラブルデバイスで取得した活動量・睡眠・心拍数などのデータをもとに、AIが個別化された健康アドバイスや目標設定を支援する機能です。単なるデータ表示にとどまらず、コーチとして対話的にユーザーをサポートする点が特徴で、ヘルスケア分野におけるAIの実用化の一例と言えます。
32言語への対応拡大
今回追加される言語には、ブラジルポルトガル語、カナダフランス語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、エストニア語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ヒンディー語、ハンガリー語、インドネシア語、イタリア語、日本語、韓国語、ラテンアメリカスペイン語、ラトビア語、リトアニア語、マレー語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ルーマニア語、スロバキア語、スロベニア語、スペイン語、スウェーデン語、繁体字中国語が含まれます。
健康管理のような日常的な用途では、母国語で自然に対話できることが利用継続のハードルを下げると考えられます。AIコーチとのやり取りが英語に限定されていた段階と比べ、日本のFitbitユーザーにとってより身近なツールになると思います。
VO2Maxとの統合
Googleによれば、今回のアップデートでは VO2Max(旧称:Cardio Fitness Score)がパブリックプレビューのコーチ体験に組み込まれます。VO2Maxとは最大酸素摂取量(Maximal Oxygen Uptake)のことで、有酸素運動能力を示す代表的な指標です。数値が高いほど持久力が高いとされ、長距離ランニングや心肺機能の健康評価で広く参照されています。
FitbitはウェアラブルデバイスのセンサーデータからVO2Maxの推定値を算出する機能をすでに提供してきましたが、今回それをAIコーチの文脈に統合することで、運動強度の適切な管理や有酸素トレーニングの指針としての活用がより一体的に行えるようになると考えられます。
利用条件と展開スケジュール
Googleの発表では、対象国の対象ユーザーには今後数週間をかけてFitbitアプリ上でアップデートが配信されるとのことです。対象は無料プランとPremiumプランの両方で、iOSとAndroidの双方に対応しています。現時点はパブリックプレビュー段階であり、正式リリースではありません。機能の最新状況やアップデート内容はFitbitのコミュニティページで随時確認できます。
まとめ
FitbitのAIパーソナルヘルスコーチが日本を含む37カ国・32言語に拡大され、日本語でのAIコーチ利用が可能になります。VO2Maxの統合も加わり、有酸素運動能力を含む包括的な健康管理をAIと連携して行う環境が整いつつあります。正式リリースに向けた今後の機能拡充に注目したいところです。
