[開発者向け]OpenAI Codexが従量課金制に——チーム導入のハードルはどう変わるか

目次

はじめに

 OpenAIが2026年4月2日、AI開発支援ツール「Codex」のチーム向け料金体系を刷新しました。ChatGPT BusinessおよびEnterpriseプランに「Codexのみシート」の従量課金制が導入され、固定シート料金なしでCodexのすべての機能を利用できるようになっています。本稿では、今回の料金改定の内容と普及状況について解説します。

参考記事

要点

  • OpenAIは2026年4月2日、ChatGPT BusinessおよびEnterpriseユーザー向けに「Codexのみシート」の従量課金制プランを提供開始した
  • Codexのみシートはレート制限なし、トークン消費量に基づく課金となっており、コスト追跡がしやすい設計である
  • ChatGPT Businessの年間シート料金は1席あたり25ドルから20ドルへと値下げされた
  • 2026年1月からChatGPT BusinessおよびEnterprise内のCodexユーザー数は6倍に増加した
  • 期間限定で新規Codexのみシート追加1人につき100ドルのクレジットが付与され、チームあたり最大500ドルまで適用される

詳細解説

「Codexのみシート」従量課金制の概要

 OpenAIの発表によれば、ChatGPT BusinessおよびEnterpriseのチームは、固定シート料金なしで「Codexのみシート」をワークスペースに追加できるようになりました。使用量はトークン消費量に応じた従量課金方式で、レート制限は設けられていません。これにより、チームごと・ワークフローごとのコスト追跡が従来より明確になるとしています。

 トークン消費量に基づく課金方式は、利用頻度にかかわらず固定費が発生する従来のシートモデルとは異なり、実際に使用した分だけを支払う形式です。少数のメンバーで試験的な導入から始め、効果を確認しながら段階的に利用を拡大していきやすい設計と考えられます。

ChatGPT Businessの料金値下げ

 OpenAIによれば、Codex利用上限が含まれる標準のChatGPT Businessシートの年間価格は、1席あたり25ドルから20ドルへと引き下げられました。Codexを含む幅広いChatGPT機能を必要とするチームには、こちらのプランが引き続き適しています。

 今回の料金体系の整理により、Codexの利用規模や用途に応じて、従量課金のCodexのみシートと標準のChatGPT Businessシートを用途に合わせて選択できる構成になっています。

Codexの普及状況

 OpenAIの発表では、すでに900万人以上の有料ビジネスユーザーが仕事でChatGPTを活用しており、毎週200万人以上のビルダーがCodexを利用しているとのことです。ChatGPT BusinessおよびEnterprise内でのCodexユーザー数は、2026年1月から6倍に増加しています。

 Notion、Ramp、Braintrust、Wasmerといった企業のチームがすでにCodexを活用しており、エンジニアリングワークフローの高速化、再現性のある作業プロセスの構築、個人の試験的利用から組織全体への展開といった活用事例が紹介されています。

新機能と導入支援

 OpenAIは、macOSおよびWindowsで利用可能なCodexアプリを起点に、PluginsおよびAutomationsという新機能を提供しています。これらにより、チームが既存のシステムとCodexを連携させることがよりしやすくなるとしています。

 導入支援として、期間限定のクレジット提供プログラムも設けられています。OpenAIの発表によれば、対象のChatGPT Businessワークスペースでは、新たにCodexのみシートを追加し利用を開始した1メンバーにつき100ドルのクレジットが付与され、チームあたり最大500ドルまで適用されます。

まとめ

 OpenAIは2026年4月2日、Codexの従量課金制導入とChatGPT Businessの値下げを発表しました。固定費なしでの試験導入が可能になったことで、Codexを活用したエンジニアリング支援の組織的な広がりが今後どう進むか、注目されるところです。

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